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11月上旬、1歳の息子と妻と3人で上野動物園(正式名称は恩賜上野動物園)に行ってきました。
上野動物園の有名なパンダのシャンシャンが今年末までに中国に返還されることになっていて、それを見に行きたかったのも理由です。
コロナ禍で外出する機会が少なく、乳幼児を連れて初めての場所に行くのに不安な点もありましたが、上野動物園では非常に有意義な体験ができました。
この記事では実際に乳幼児を連れて上野動物園に行った体験談を書きました。同じようなご家庭の方にとって少しでも参考になれば幸いです。
目次 (クリックでジャンプ)
予約〜入園まで
公式サイトはこちらです。
予約
注意点として、上野動物園は新型コロナウイルスの影響で完全予約制に変更されました。入場希望者は公式サイトから予約を取る必要があります。
なお滞在時間に制限はないため、午前など早めの時刻に予約した方が長く滞在できます。私達は午後の時間帯の予約しか取れませんでした。
アクセス

上野動物園は上野公園(正式名称は上野恩賜公園)内にあります。
動物園は東園と西園に分かれています。出入口は複数あるのですが、現在入場できるのは東園の表門だけです。
場所は上野駅の「公園口」から徒歩5分と非常に良い立地です。地図の①の道には段差がなく、ベビーカーでも問題なく行けます。
上野公園の隣には不忍池があります。私達は不忍池付近の散策もしたかったので、タクシーで不忍池そばの②の場所で降りてから矢印のルートを通って行きました。
不忍池のハスです。枯れ始めているものもありますが、まだ緑の葉をつけていました。

途中の③の地点に坂がありますがベビーカーで上れるくらいの勾配です。他の場所に段差や坂はありませんでした。
公園内に入ってしばらく進んだところにある小松宮彰仁親王像が目印になります。そこを左に曲がると上野動物園の入り口である表門が見えてきます。
入園
予約時刻別に列に並び、その時刻になったら入場できます。私達は予約時刻の30分前に行ったおかげでグループの先頭に並べました。
早く入場するためには15分前には到着していた方がよさそうです。
予約なしで入場できないかと係に聞いていた人を見かけましたが、当然断られていました。
上野動物園の動物達
園内マップは公式サイトから見ることができ、動物の居場所も書かれています。
パンダ
上野動物園にはシャンシャン以外に、その父親のリーリー、母親のシンシンがいます。シャンシャンは2017年生まれで当時話題になりましたが、今年の年末までに中国に返還予定です。
この3頭は別々の場所にいます。
シャンシャン
シャンシャンは表門を入ってすぐのところにいますが、前列と後列があり、以下のルールが設けられています。
入場者はまず前列を通ってシャンシャンを見ることができる。
シャンシャンの写真撮影を希望する場合は再度後列に並ぶ。
前列ではあまり立ち止まる時間はないため短時間しか見ることができません。写真撮影を希望する場合には長い後列に並ばなければならず、待ち時間は推定で数十分から1時間程度と思われます。
私達は入場してベビーカーを押したまま前列を通って見ました。密であったため後列には並ばないことにしました。
リーリーとシンシン
この2頭は西園の「パンダのもり」にいます。残念ながらこちらは列に並ばなければ見ることができず、私達が行った時は20分待ちでした。やはり列は密であったためあきらめました。
その他の動物達
写真と一緒にいくつかをピックアップします。
猿

写真の通り、屋外に立派な猿山がありました。
たまたま見学中に猿同士の喧嘩が始まりました。猿山を駆けながらけたたましく鳴く猿もいましたが、我関せずと食事をしている猿もいました笑
象

インドゾウが屋外のグラウンドで飼われていました。囲いの中はかなり広かったです。
ちなみに息子はゾウさんの童謡が大好きです(^^)
キリン

西園にある建物の中の檻で飼われているキリンです。
同じ建物内にカバとオカピもいます。コビトカバと普通のカバが隣り合っていて、サイズの違いがよくわかりました。
ソーシャルディスタンスは?
感染リスクを避けるためには気になるところですが、予約制で人数制限をかけているためか密ではありませんでした。園内を歩いている時は周囲と十分間隔を空けることができました。
ただしシャンシャンと親パンダの見学など、列になっている箇所は密でした。人気があり見学希望者が多いのでやむを得ないとは思います。
ほとんどの人はマナーとしてマスクをしていましたが、列に並ぶかどうかは各自ご判断ください。
実際に1歳児を連れて行って

ポイントをまとめておきます。
●乳幼児にも配慮されている。
今回は使う機会がありませんでしたが、授乳室やベビールームが完備されていて、トイレにはオムツ替え用のベビーベッドもあるようです。
乳幼児連れの家族にも配慮されていると感じました。
●コンパクトにまとまっている
私達が入場してから退出するまでにかかった時間は約1時間40分でした。多少回るのを省略しましたが、それを含めても2-3時間に収まると思います。コンパクトな中で多くの動物を見ることができるのは大きなメリットです。
もちろん途中で休憩する、シャンシャンの写真を撮る、リーリーとシンシンを見るなどした場合にはその分追加で時間がかかりますが、それを合わせても半日あれば十分楽しめそうです。
関東以外に居住の人も、予約ができれば東京旅行の際に行くことができると思います。
動物によっては近距離で接することができ、匂いも感じられました。色々な感覚を刺激することができたと思います。
●郊外の動物園と比べると狭い
この点は都心という立地のため仕方がないところです。
例えばキリンやカバは建物内の狭いスペースで飼育されていました。郊外の動物園のように開放感あふれる屋外で過ごしているのと比べると見劣りしてしまいます。
●坂が多い
スペースの制約のためもあるのでしょうが、急な坂があちこちにありました。
坂では抱っこで移動しました。ベビーカーを押しながら上り下りするのは大変そうな勾配です。
ちなみに私たちはベビーカーと抱っこ紐を持って行き、入園まではベビーカー、入園後は抱っこで移動をしていました。滞在時間が比較的短かったので園内では抱っこをし続けることができましたが、長時間滞在する場合はベビーカー移動も併用することになりそうです。
終わりに
全体として見れば貴重な経験ができたと思います。上野動物園は1歳児を連れて行くにもお勧めできるスポットだと感じました。
1歳の時に動物園に行っても記憶には残らないでしょうが、少しでも五感を刺激する経験をさせることで非認知能力が高まればと思います。
現在新型コロナウイルスの第三波が来ているため、これから行くのはためらわれるかもしれません。予定ではシャンシャンを見られる期間はあと少しであるため、その前に行けたのは幸運でした。
同じ年頃の子供がいるご家族にとって少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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