現在大学で臨床、教育、研究を行っています。
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今回は子育て関連の記事で断乳についてです。
私と妻は、1歳0ヶ月の息子の断乳に成功しました。この記事では私たちがとった方法を書きたいと思います。
断乳を予定しているご夫婦の参考になれば幸いです。
目次 (クリックでジャンプ)
断乳と卒乳
断乳とは、親の都合で母乳を与えることをやめることです。
一方卒乳とは、自然に子供がおっぱいを欲しがらないようになることです。
母乳栄養には様々なメリットがあります。WHO(世界保健機関)は、2歳またはそれ以上まで母乳を続けることを推奨しています。
・免疫力が高まる/病気のリスクが減る。
・認知機能が高まる。
・スキンシップにより母子の絆が強まり、子供の精神を安定させる。
・咀嚼能力が高まる。
ただし授乳を行っている間は妊娠しにくくなります。
わが家では第二子を持つことを考えていたため、早めに断乳を行うことにしました。
スケジュール

開始したのは息子が1歳0ヶ月の時でした。
実際に私と妻が行った断乳のスケジュールを紹介します。
以下、妻を「ママ」、私を「パパ」と表記します。
断乳開始前
母乳は以下のように、1日合計10回程度与えていました。
朝2回、昼2回、夕方1回、夜2回、深夜3回
息子は母乳が欲しい時、ママの服の胸元をめくるサインをしていました。そのサインがある時に与えていました。
それまでは夜中にも飲ませないと寝てくれなかったので、母乳を飲ませて寝かしつけをしていました。だから夜〜深夜には母乳を与えることが不可欠でした。
断乳1日目
母乳から卒業してもらうことを息子に宣言します。もちろん言葉はわかりませんが、少しでも気持ちを伝えます。
そしてその日から朝と昼と夕方の母乳を中止しました。したがって母乳は、
夜2回、深夜3回
と1日5回程度となります。
当然急にもらえなくなった息子は母乳を欲しがります。
ここでの対応は
母乳を飲みたい気持ちを忘れさせる
ママは以下のように対応しました。
- 眠くなる前にベビーカーに乗せて外出する
- コニー(抱っこ紐)で抱っこする
このようにして息子の気を紛らわせるという対応を続けました。
断乳7日目
1日5回程度の母乳を6日間続け、その次の日(7日目)
いきなり母乳を0回にしました
息子は深夜に母乳をもらえないので寝なくなります。ここでの対応ですが、
パパの出番です
ママが抱っこしようとすると、息子は母乳を要求し続けます。
母乳が出ないパパが相手をすることで、諦めて寝てもらうことを狙いました。
夜中に息子が目を覚ました時もパパがあやすようにしました。
断乳8日目
昼に飲ませなかったおかげで、息子は昼に母乳を求めることを忘れて遊べるようになりました。
しかしこの頃から問題が発生します。
母乳を出さなくなったため、ママの左の乳房が張って痛むようになりました。
物が当たると激痛が走るので息子の対応ができません。だから、
日中はパパが一緒に遊ぶ
夜はパパが寝かしつけをする
というように、ほとんどパパが対応することにしました。
また夜中に余裕があれば、ママは乳房に当たらないようにして息子をラッコ抱きにしていました。
事前にスケジュールを考えることも大事ですね。
働いているパパは大変かと思いますが、ママと子供のためにも頑張りどころです。
断乳9日目
今度はママの右の乳房も張るようになりました。痛みは相変わらずのため、夜パパが対応しました。
断乳10日目以降
ママの乳房は左右とも少し張り、痛みが減りました。余裕が出てきたのとパパが出勤しなければいけないため、ここからはママが主に対応しました。
この頃には昼も夜中も母乳を求めることがなくなりました。
無事断乳が完了したのです。
11日目にはママの乳房の痛みもなくなりました。
断乳中の搾乳について
断乳中に頻繁に搾乳をすると母乳がまた作られてしまいます。そのため搾乳をしないほうが早く母乳分泌が止まります。
私たちはなるべく搾乳をしないことにしました。
ただし圧抜きは行いました。これにより乳房の痛いところに溜まっている母乳を少し出すことができ、楽になります。
断乳12日目にかかった母乳外来でしこりが見つかりました。母乳が溜まっている部分なので、助産師さんにマッサージをしてもらいました。
断乳した結果
母乳を飲まなくなった分、離乳食やお菓子を食べる量が増えました。
そのためみかん、りんご、バナナなどのおやつを追加しました。
また、紙パックのジュースを飲む量も増えました。
一方で、粉ミルクはもともと1日1―2杯飲んでいたのですが、断乳をきっかけに減りました。
母乳を飲まなくなると粉ミルクも欲しがらなくなるのかもしれません。
今回は1歳0ヶ月で断乳に成功した話について書きました。
わが家では私が外で働き、妻は専業主婦です。それでも断乳にはパパの力が不可欠だと学びました。
早期の断乳を考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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