株式投資

バ○ェット太郎氏のレバレッジETF動画に物申す

カガミルです。
レバレッジETFとビットコインに投資しています。

アフィリエイターのアフィット太郎投資インフルエンサーのバ○ェット太郎氏が、YouTubeの動画の中でレバレッジETFの積立投資や長期投資に否定的な発言をしていました。

確かにレバレッジETFは初心者が手を出すべきものではないので、注意喚起するのは間違いではありません。

しかし疑問に感じる点もあるので、この記事では動画に「物申す」ことにしました。

以下、彼が動画で触れていた内容を要約しつつ引用し、反論すべき点は反論します。



動画内容1

ボックス相場が続けばレバレッジETFの価値は下落していく。

これは正しいです。

レバレッジETF/投信がボックス相場で上限変動を繰り返すことで価格が逓減することについては、以前の記事でも解説しました。

下のように、インデックスの価格が元に戻っても、レバレッジETFの価格は最初より下落しています。

中身が減ることに注目すれば「減価」とも言えます。

レンジ相場が長期間続けばレバレッジETFの価格はどんどん下がっていくでしょう。

彼はこれを根拠の1つとして

「レバレッジETFは長期投資や積立投資に向かない」

と主張しています。同様の意見はよく見かけます。

私の考えは後述します。



動画内容2

レバレッジETFは、設定変更(レバレッジが3倍から2倍になる)、償還のリスクがある。

レバレッジが3倍から2倍になったETFがあるのは事実です。コロナショックの時、以下に挙げるレバレッジETFがそうなりました。おそらく原資産の枯渇により指数との連動が困難になったためでしょう。

レバレッジが引き下げられたETF

  • NUGT(Direxion デイリー・金鉱株・ブル2倍ETF)
  • ERX(Direxion デイリー・エネルギー・ブル2倍ETF)
  • RUSL(Direxion デイリー・ロシア・ブル2倍ETF)

では、TQQQやTECLでも同様のことが起きるでしょうか。

少なくともTQQQでは極めて可能性は低いと思っています。

なぜならこちらの記事で紹介した通り、TQQQの流動性はレバレッジETFの中で最大だからです。

レバレッジETFの大まかな流動性

TQQQ >> SPXL > SOXL > TECL >> CURE ≒ WEBL

この圧倒的な流動性により、TQQQが指数から乖離して運用が困難となる可能性は極めて低いと思います。

では、TQQQの価格が下落し続けたら償還になるでしょうか。

この点については、TQQQと同じProShares社が出しているSQQQ (ナスダック100指数の3倍ベア型ETF)の値動きが参考になります。

SQQQは価格が10年以上にわたり下落し続けても、併合を繰り返し維持されました。

可能性は極めて低いですが、仮にナスダック100指数が下落し続け、TQQQの価格が0に近づいても、併合を繰り返せば上場維持は可能と思います。

資本主義が終わるとか、人類が存続の危機を迎えた場合は話は別かもしれませんが、インデックス投資ですら無意味になるので、そういう状況を想定したところで対応しようがないでしょう。

SPXLやTECLは比較的流動性が高いので、それほどレバレッジ引き下げのリスクは高くないと思います。

ただしWEBLなど流動性が低いETFでは注意が必要かもしれません。

流動性が高いTQQQでは、レバレッジの引き下げや償還がまず起こらないと考えられる。



動画内容3

レバレッジETFは短期投資には向いているが、長期投資や積立投資には不向き。

彼は「これで老後の資産形成をするのは間違い」とも述べています。

これに関して重要なのは以下の点です。

今後の株式市場をどう予想するか。

確かに彼が述べている通り、ここ10年ではハイテクが目覚ましく進歩したおかげでTQQQやTECLの価格が急上昇しましたが、それが今後も続く保証はありません。

もしこの先30-40年株式市場がレンジ相場を形成し全く成長しないと考えるなら、レバレッジETFに投資すべきではありません。

(そもそもそう考えるならインデックス投資でもリターンは期待できませんが)

ただ、私はナスダック100指数がこの先10年くらいは成長し続けると信じています。

もちろん一時的に相場が低迷することもあるかもしれません。それは逓減を受け入れなければいけない我慢の時期です。

しかしリターンは全期間を通して見るべきものです。指数の勢いが強ければ減価以上の増価が起きてレバレッジETFへの長期投資が報われ、最終的にインデックス以上のリターンを得られると信じています。

もしそれを信じられないなら、レバレッジをかけない無難なインデックス投資の方がよいかもしれません。

さらに、常にレバレッジ全力で行く必要はありません。

下の記事に書いたように、積立期間の後半にいくにつれてレバレッジを落とすことで、全期間におけるリスクを減らすことができます。

積立の例として参考にしてみてください。



動画内容4

レバレッジをかけた取引自体は否定しない。

株式市場の先行指標となるラッセル2000が下落していることから、将来株式市場が急落する可能性が高い。CFDによりS&P 500にレバレッジをかけてショートすることで短期間で大きなリターンを狙うことができる。

IG証券の口座作成はこちらです(アフィリエイトリンク)。

いつものことながら、アフィリエイトの誘導がお見事です。ビジネスパーソンとしては優秀ですね。

そもそもCFDは上級者向けです。

バ○ェット太郎氏のYouTubeの登録者は40万人もいるので、初心者も相当数いるでしょう。そういう人たちをターゲットにしているのに、安易にCFDを勧めるのには反対です。

CFDは相場が想定と逆に動けば強制ロスカットとなり、最悪追証が発生するリスクがあるからです。一方レバレッジETFでは追証が発生することはありません。

彼はCFDはリスク許容度の範囲で投資するようにと言っていますが、

それなら、リスク許容度の範囲でレバレッジETFに投資するのも問題ないはずです。

また、下落時に利益を得たいならインバース型ETFを使うという手もあります。

こちらは逓減するため長期で持つべきものではありませんが、彼が言う短期トレードには十分使えますし、追証がないというメリットもあります。

もし私が次の大きな下落に見舞われた場合、レバレッジド・コア・サテライトのサテライト部分でインバース型ETFを購入することも考えたいと思います。

短期トレードならCFD売りよりもインバース型ETFの方が安全。

今回は、バ○ェット太郎氏の動画に物申してみました。

なお、弊ブログでたびたびお伝えしている通り、レバレッジETFは万人向きの投資商品ではありません。

特徴やリスクをよく理解し、自分の投資方針に向いていると考える場合のみ取り入れることをお勧めします。

投資はくれぐれも自己責任で。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 2019年生まれの息子の子育て中。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

POSTED COMMENT

  1. あかいろ より:

    そもそもこいつ長年に渡ってS&P500に劣後し、ハイテク投資を批判しまくっていたのに
    手のひら返して実は別のものにも投資していましたと後出しジャンケンしてくるやつだからね
    こんな詐欺師に騙される投資初心者が哀れに思うわ

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