子育て・教育

勉強をする意味とは 〜理三合格者が中高生に伝えたいこと〜

東大医学部卒医師のカガミルです。
現在大学で臨床、教育、研究を行っています。

プロフィールはこちらをご覧ください。

同じ東大医学部卒のそら先生のブログで、こんな記事を見つけました。

この記事を見た私は、ネタをパクリ刺激を受けて記事を書くことにしました。

「何のために勉強するのか」を教えてもらう機会は少ないため、疑問に思っている中高生は多いのではないでしょうか。
そして後で「勉強しておけばよかった」と後悔する人も少なくないと思います。

そこでこの記事では、勉強の意味がわからなくて悩む中高生に向けて、東大理三に合格した私が自分なりに思うことを書きました。

「自分が中高生に語りかけるならこう言うだろう」と考え、親しみやすいよう話し言葉風に書きました。

悩める一人でも多くの中高生に見てもらえると嬉しいです。

僕にとっての勉強

初めての人もいるかもしれないので、まずは自己紹介するね。

僕はカガミル。今は医者として働いている。

自慢するつもりはないけど、大学受験で理三に合格して、その後東大医学部を卒業したよ。

理三は日本の大学の中で一番偏差値が高いところ。だから、僕は勉強ができる人だったということになる。

でも決して僕は生まれつき並外れた天才だったわけじゃない。

小学生の時に中学受験の勉強をしたけど、成績は塾のクラスの中で下の方だった。成績が悪かったから勉強が嫌いだった。

でも中高生の時には勉強して自分が成長するのがうれしくて、どんどん自分で勉強するようになった。詳しいことは最初のプロフィールを見てほしい。

今は内科医をやっている。

内科医の仕事は、病気を抱えた患者さんを相手に、自分の知識を使って、検査して診断して、治療をしてあげるというもの。

そのためにたくさんの知識を身につけた。また病気を診断して治療するには頭を使って考えなきゃいけない。それに、限られた時間で多くの患者さんを診なきゃいけないから、てきぱきと仕事をこなす必要がある。

仕事でやっていること

・必要な知識を覚えること

・頭を使って考えること

・てきぱきと処理すること

・患者さんの悩みを解決してあげること

僕はこう思う。

僕が医者としてやっていることは、中高生の時にやっていた勉強とすごく似ている。

「道具」を使って「問題解決」をする

ところで君は、数学の二次方程式を知ってる?
中学生だとまだ習っていないかもしれないけど、そのうち出てくるから安心してね。

二次方程式を覚えたって社会に出てから役に立たないから、意味がないと言う人がいる。えらい学者の先生もそう言った。
確かに僕は医者になってから仕事で二次方程式を使ったことは一度もない。

でも数学を勉強することに意味はある。僕はこう思う。

役に立つのは、二次方程式そのものではなく、二次方程式を使って数学の問題を解くということだから。

勉強と仕事ってすごく似ている。両方とも「道具」を使って「問題解決」を行うから。

勉強と仕事

・数学の勉強
「道具」=定理や公式
「問題解決」=数学の問題を解くこと

・医者の仕事
「道具」=医学の知識と技術
「問題解決」=患者さんの病気を治すこと

「道具」を使いこなすには、まず「道具」を身につけなきゃいけない。医者に知識と技術がなければ、患者さんの病気を治せないよね。それに身につけるだけでなく、その「道具」を正しく効率よく使うことも覚えなければいけない。

これはどんな仕事でも同じ。

君のなりたいものはある?

会社員、公務員、スポーツ選手…いろいろな夢があると思う。

会社員がどんな仕事をするかイメージがわかないかもしれないね。例えばスマホを作って売る会社を考えてみよう。

世の中にはスマホが欲しい人がいる。会社がスマホを売ってあげれば、スマホが欲しいけど持っていない人の「問題解決」をしてあげられる。

スマホを作って売るには会社をうまく回さないといけない。会社員は一人一人役割を持っていて、みんなが役割を果たさないと問題が起きてしまう。会社員は自分の知識や技術(=「道具」)を使って会社の「問題解決」を行い、会社がうまく回るようにする。

だから会社員も自分の「道具」を使うことで会社の「問題解決」をする。そしてその先では、世の中の人々の「問題解決」をする。

公務員も同じ。役所や現場で自分の知識や技術という「道具」を使うことで、住民の「問題解決」ができる。

スポーツ選手も同じ。自分の体とスポーツの技術という「道具」により、スポーツを見たいという人々の要求を満たすという「問題解決」をしてあげる。
ちなみにスポーツ選手なら勉強しなくていいというのは間違い。「道具」である自分の体を維持して、長期間スポーツで良い成績を上げ続けるためには、いろいろな方面の勉強が必要。

「道具」を用いて、困っている人の「問題解決」をするというのは、どんな仕事にも当てはまることなんだ。
勉強するのは、将来仕事についた時にスムーズにできるよう、訓練するためなんだ。

仕事だけじゃない。例えば育児だってそう。

僕には妻と1人の息子がいる。初めての育児はわからないことがいっぱいで問題だらけで、その度に調べてはいろいろやってみた。覚えた知識という「道具」を使って育児の「問題解決」を行っている。毎日が勉強の繰り返しだ。

中高生の時に勉強するのは、将来仕事で「問題解決」ができるようにするため。じゃあなぜ、君が他人の「問題解決」をしなければならないのだろう。

それは、「問題解決」の対価としてお金を稼ぐため。

お金の価値

お金は、他人の問題解決をした報酬としてもらえるものだと僕は思う。

ここで、さきほど触れた僕の家族の話をしたい。

僕の息子は今1歳。笑顔は最高だし、日々成長する姿を見ると幸せになる。

僕たち家族はマンションに住んでいる。毎月家賃を払っているおかげで、雨風をしのげる。
冬は寒いから、子供に服を買って、部屋を暖かくして、温かいお風呂に入れてやる。
子供の健やかな成長のために、栄養のあるものを食べさせて、おもちゃや絵本を買ってやる。

どれにもお金が必要。

「お金は全てではない」とか「お金では買えない物がある」という人がいる。
確かにそれは正論。

でもお金がなければ人は死んでしまう。お金がなければ、買えないものはもっと増えてしまう。

「貧しくても幸せ」というのは、物がなかった時代の話。
物があふれる現在、自分や愛する人を幸せにするのには物が必要で、それを手に入れるにはお金が絶対に必要。

お金をもらう方法は、誰かの「問題解決」をしてあげること。
そうすればその人は、お礼として君にお金を払ってくれる。

中高生の時に勉強することで「問題解決」の能力を高めておけば、将来できる仕事の幅が広がる。そしてそれは、お金を稼ぐチャンスが広がるということ。

勉強が必要な時代

ここまでの話をまとめてみよう。

・勉強とは「道具」を使って「問題解決」をすること。

・仕事も同じだから、勉強をしておけば将来仕事をする時に役立つ。

・仕事で他人の「問題解決」をすることで生活に必要なお金を稼げば、自分や愛する人を幸せにすることができる。

そして君にとっては大変だと思うけど、今の時代は就職してからも勉強し続けなきゃいけない。

年功序列って知ってる?
昔の会社は、大学を卒業して就職すれば定年になるまで面倒を見てくれたので、60歳とか65歳まで働き続けることができた。

でも世界は変わってしまった。衰退する産業もあれば新しく始まる産業もあるから、君が同じ会社にずっといられるかどうかわからない。
そんな時代だけど、勉強して人の「問題解決」をする力を身につけておけば、誰かからお金をもらって生きていける。

勉強する意味がわかってくれたかな?

終わりに

最後に、僕から君にお願いしたい。

もし勉強する意味がわからなかったとしても、なるべく一生懸命勉強してほしい。中学生、高校生の間だけではなく、大学生になってから、あるいは仕事についてからもね。

君に明確な夢や目標がないのなら、とりあえず一生懸命勉強して、なるべく偏差値が高い大学に入ることを目指すといい。

もちろん人の能力は同じじゃない。成績がいい人も、そうでない人もいる。成績が悪くて辛い人もいるだろう。僕だって中学受験の時そんな経験をしたからわかる。

でも周りと自分を比べないで。勉強で大事なことは、過去の自分を上回れるよう成長していくということだから。

もしも事情があって君が不登校だったり、学校に行けなかったりしてもかまわない。学校に行かなくたって勉強はできる。インターネットにも日常にも、勉強の素材はたくさん転がっている。

勉強したという経験は、必ず将来役に立つ。

君が大人になってから、「あの時勉強しておけばよかった」と後悔してほしくない。こんなおじさんの言うことだけど騙されたと思って信じてくれればうれしいな☺️

最後まで読んでくれてありがとう。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 2019年生まれの息子の子育て中。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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