NASDAQ100へのレバレッジ投資しています。
2022年5月末時点でのレバレッジ投資状況を公開します。
QLD
サクソバンクの口座状況は下のスクリーンショットの通りです。

QLDはNASDAQ100の2倍レバレッジETFで、レバナスとほぼ同じ動きをします。
私はQLDを1654枚保有しています。
2020年12月と2021年1月に2回に分けて合計827枚購入しましたが、2021年5月21日に2分割されて1654枚となり、リセットされた平均取得価格は57.225054ドルになりました。
現在のQLD価格は50.67ドルなので、平均取得価格から見て-11.5%となります。
時価評価額 10,771,029円
評価損益 +447,933円
日本円での評価額は対前月末で-638,136円(-5.6%)となりました。
5月の途中にマイナスになりましたが、円安のおかげもありプラスに転じました。
今後についてですが、当面利確は考えていません。
NASDAQ100の年平均成長率が一定以上であれば、QLDのリターンはQQQを上回ります(QLDが途中で償還された場合を除く)。
TQQQ
TQQQはNASDAQ100の3倍レバレッジETFです。
私はTQQQを500枚保有しています。
以前はもっと多く保有していたのですが、2021年後半や2022年初めに少しずつ利確してこの枚数となりました。
2022年1月13日に2分割され、リセットされた平均取得価格は49.060475ドルとなりました。
現在のTQQQ価格は33.05ドルなので、平均取得価格から見て-32.6%となります。
時価評価額 2,122,118円
評価損益 -698,730円
日本円での評価額は対前月末で-242,570円(-10.3%)となりました。NASDAQ100が下落している上にボラティリティが高いため、じわじわ価格が減少しています。
このTQQQ500枚は恩株なので持ち続けますが、一般的に3倍レバレッジETFは減価が大きいので長期投資には向きません。2倍のQLDに勝つには以下の記事の通り厳しい条件が必要です。
決してTQQQの長期保有を推奨するものではない点をご理解ください。
売り時ですが、私は一定の利益が確保できたら「降りる」つもりであり、以下のように決めています。
これなら税金が20%としても、8000万円くらいは現金が得られることになるので十分です。そこからさらに株価が上昇しそうでも深追いをせず、リスクを抑えてレバレッジ1倍以下の投資に切り替えます。
ただし、そのためにはTQQQが現在価格の40-50倍くらいになる必要があります。
2011年初めから2020年末の10年間でNASDAQ100は年平均20%程度上昇し、TQQQは59倍になりました。NASDAQ100の著しい成長が続けば不可能な数字ではないように思えます。
恩株なので、あくまでも宝くじのような位置付けとして持ち続けたいと思います。
終わりに
2022年はそれ以前の10年間と比べて米国株が不調です。米国は数十年ぶりのインフレをコントロールするために段階的利上げを行わざるを得ません。米国株投資家の中でもハイテク投資への比率が多い人にとっては良い材料が見当たらず、耐え時です。
レバレッジETF/投信は人を選ぶ商品だと思います。
ホルダーが性質をきちんと理解して投資しているかが、今まさに問われているように思います。
基準インデックスが上昇し続けたとしても、レバレッジETFが上昇し続けるとは限りません。
経済危機でインデックスが大きく下落した場合、レバレッジETFの価格が2度と戻らないレベルまで下落する可能性もあります。
またインデックスが長期間停滞した場合、減価によりレバレッジETFのリターンが削られます。
だから全資産をレバレッジETFに投資することは、私にはできません。
それでもQLDの長期保有が報われるかどうかは見届けるため、私はQLDを10年くらいは持ち続けるつもりです(事情が変わりよほどお金が必要になれば別ですが)。
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