株式投資

KWEBとCWEB 〜中国のインターネット企業に投資〜

カガミルです。
TQQQなどのレバレッジETFに投資をしています。

今回の記事では、KWEBとCWEBを紹介します。

KWEBは中国のインターネット企業に投資するETFで、それに2倍のレバレッジをかけたETFがCWEBです。

CWEBは日本の大手証券会社で購入可能です。

2021年初めの時点では、成長が期待できる中国企業に投資する有力な手段と考えていたのですが…。

KWEBとは

基本情報

Krane Funds Advisorsが販売しているETFで、正式名称は以下の通りです。

KraneShares CSIチャイナインターネットETF

連動する指数はこちらです。

CSIオーバーシーズ・チャイナ・インターネット指数

中国を拠点とする、主要事業がインターネットまたはその関連事業である企業に投資できます。

構成銘柄

構成銘柄トップ10は以下の通りです。

(2021年11月19日現在)

出典 https://kraneshares.com/kweb/

構成企業は四十数社とそれほど多くありません。

しかしその顔ぶれはテンセント、JD、メイトゥアン、アリババ、拼多多、バイドゥ…投資家にはおなじみの中国企業ばかりで、少数精鋭という印象を持ちます。

設定開始日

設定開始日は2013年7月31日です。

配当利回り

2020年までの5年間の分配金額は以下の通りです。

配当日分配金額(ドル)
2020年12月29日0.221
2019年12月27日0.041
2018年12月26日1.275
2017年12月19日0.338
2016年12月20日0.414

年1回分配金が出ていますが年度によりばらつきがあります。

配当目的には向かない、キャピタルゲイン狙いのETFといえます。

経費率

経費率は0.73%と、レバレッジなしのETFとしてはかなり高額です。

中国の有力企業にまとめて投資できるというメリットがあるとしても、この経費率に見合うか慎重な判断が必要です。



CWEBとは

基本情報

正式名称は以下の通りです。

Direxionデイリー・CSI中国インターネット指数株・ブル2倍ETF

レバレッジETF投資家にはおなじみの、Direxion社の商品です。

CSIオーバーシーズ・チャイナ・インターネット指数の2倍の連動を目指しています。すなわち、KWEBに2倍のレバレッジをかけています。

KWEBは日本の大手証券会社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)では購入できませんが、なぜかCWEBは購入できます。日本から購入するならCWEBの方が便利でしょう。

設定開始日

設定開始日は2016年11月2日と、比較的新しいレバレッジETFです。

利回り

2019年までは分配金がありましたが、2020年は無配でした。
TQQQもそうですが、レバレッジETFには無配のものが多くあります。

経費率

経費率は1.3%です。

レバレッジETFは経費率が1%前後の物が多いですが、その中でもやや高めという水準です。



KWEBとCWEBのパフォーマンス

リターンとリスク

KWEB

KWEBについては、QQQ、VOOと比較します。期間はKWEB設定後の2013年8月から2021年10月とします。

2020年までは値動きが激しいながら、リターンはVOOを上回っていました。しかし2021年に失速し、VOOを下回りました。

リターンが下がったのは、中国共産党によるIT企業への規制が原因です。


KWEBは他のETFと比べて標準偏差やドローダウンが大きいことがわかります。

CWEB

こちらは、レバレッジが同じ2倍であるQLD (ナスダック100)、SSO(S&P 500)と比較してみましょう。期間は2016年12月から2021年10月末までとします。

2020年にはテンセントをはじめとする中国株の躍進により、一時的にですがQLDを上回るリターンを見せました。

しかし、2021年暴落し、最大ドローダウンは-84.2%にも達しました

これは、リーマンショック時のレバナスの下落率とほぼ同じです。

2021年8月から11月19日現在までは、下のチャートのように17ドルから25ドルのレンジ相場を形成しています。

流動性

たびたび弊ブログでお伝えしていますが、特にレバレッジETFでは流動性が重要です。
それぞれの時価総額と出来高を見てみましょう。

KWEB:時価総額 37.9億ドル、平均出来高 2,118,988

CWEB:時価総額 0.56億ドル、平均出来高 49,744

(2021年1月6日現在)

KWEBの流動性は個人投資家には十分でしょう。

一方CWEBの流動性は以前ブログで取り上げたWEBLと大差ないレベルの低さで、相場が急激に動いた時にきちんと連動するに不安が残ります。



私の投資状況

2021年3月に25万円程度に相当するCWEBを購入しました。

当面保有する予定でしたが、上記の価格低迷により現在の評価額は7万円台とかなりの損をしています。

額が多くなかったのが不幸中の幸いでした。

数ヶ月様子を見ていますが一向に上昇する見通しが立たないので、そろそろ損切りも検討しなければいけないと感じているところです。



終わりに

2021年1月に最初のCWEBの記事を書いた時は、中国が世界の覇権を握ればCWEBも輝くと期待していました。実際、CWEBは2020年には中国企業の躍進を受けてレバナス以上のパフォーマンスを発揮していたのです。

しかし、2021年にはIT企業に対する中国共産党の規制により大きく下落し、いまだ低迷していて先行きは不透明です。

いくらIT企業が優秀な人材や戦略を有していても、共産党が突然ルールを変更すれば業績が毀損されることもあると実感しました。投資するなら中国のカントリーリスクを考えることは非常に重要です。

一定の成長を続ける投資対象に対して、3倍のレバレッジは高すぎますが、2倍程度なら適正であり合理的と考えています。

しかし米国株(特にナスダック100指数)はともかく、中国株に2倍のレバレッジをかけるのは現時点で得策ではないようです。長期に低迷すれば今後も減価によりCWEBは下落するでしょう。

逆に今は価格が低迷しているので、今後中国株が上昇すると期待しているなら買いのチャンスかもしれません。

それでもポートフォリオのごく一部にとどめるべきであり、多額の投資はしない方が賢明でしょう。

動向を引き続き注視していきたいと思います。

投資はくれぐれも自己責任で。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 息子が二人います。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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