株式投資

ジュニアNISAでレバナスを買った場合のリスク管理

カガミルです。
レバレッジETFとビットコインに投資しています。

私はジュニアNISAでeMAXIS slim全世界株式(オルカン)を買っています。

弊ブログでも紹介していますが、最近レバナスが人気です。

YouTuberの風丸さんは、ジュニアNISAでレバナスを買って18年間持ち続けることを提唱されています。

私は一つの案としてこれはありだと思います。

ただレバナスは値動きが激しいため、もう少し安心できる投資をしたいという方もいらっしゃるかもしれません。

この記事ではリスクを抑える方法について解説しました。

レバナス全力買いのシミュレーション

まずは全力買い、すなわち1年間のジュニアNISA口座の枠である80万円分のレバナスを購入する場合を考えます。

現行のジュニアNISAは2024年で廃止されるため、2021年に新しく口座を作った場合には2023年までの3年間だけ、80万円分ずつ購入することができます。よって合計240万円分購入することになります。

ここでは1年目に投資した80万円分のレバナスで、18年後のシミュレーションしてみましょう。

暴落なしの場合

18年間に一度も暴落が起きなかったとします。

ナスダック100指数のレバレッジ2倍ETFであるQLDの過去のリターンは以下の通りです。

年平均成長率 27.00%
標準偏差 36.61%
最大ドローダウン(日次) 84.0%

(2006年7月〜2021年6月, Portfolio Viualizerより)

1年間のリターンは27%より低めに見積もり20%としましょう。

80万円分のレバナスを購入してから18年間、レバナスが毎年20%ずつ上昇したとします。

その場合、18年後の評価額は

80万円 × (1.2の18乗) ≒ 2130万円

となります。

同様に計算します。

2年目の80万円は17年後に約1775万円

3年目の80万円は16年後に約1479万円

1年目から3年目までの合計 約5384万円

投資金額の約22倍という凄まじいリターンになりました。しかも売却しても非課税です。

暴落ありの場合

しかし、暴落が起きたらどうでしょうか。

ITバブル崩壊と同程度の危機はまず起きないと思いますが、リーマンショック級の危機は想定した方が良いでしょう。

リーマンショックでQLDは84%下落しており、その頃レバナスがあったら同程度下落したことになります。

この下落率で計算してみましょう。

1年目に購入したレバナス80万円分が、17年間は20%ずつ上昇したものの、最後の年に84%下落したとします。

最終的な評価額は以下の通りです。

80万円 × (1.2の17乗) × 0.16 ≒ 284万円

3年間で240万円分購入した場合も同様に計算すると、1年目から3年目まで合わせて約718万円になります。

元本からは大きく上昇しており、決して悪い数字ではありません。

しかし、一度は4000万円を超えていた評価額が6分の1になってしまうので、精神的ショックは大きいでしょう。

さらに、経済危機が18年間で1回とは限らない点はご理解ください。2回来ればより評価額はより下がるかもしれないのです。

このリスクに耐えられるなら、レバナスを18年間持ち続ける「魔神ホールド」でもよいでしょう。

しかし不安な人は、よりリスクを抑えてもよいと思います。



リスクを軽減する方法

その方法は、

途中でレバナスの一部を利確する

というものです。

原則子供が18歳になるまでジュニアNISA口座からお金を引き出せませんが、売却などの取引は可能です。

ただし非課税で売却できるのは、購入した年の1月1日から起算して5年以内にされた売却に限ります。
例えば2021年8月にレバナスを購入した場合、2025年12月末までに売却しなければなりません。

(参考サイト:https://www.jsda.or.jp/nisa/jr/qa/

具体的な数値でやってみましょう。

2021年8月にレバナスを80万円分購入しました。

2025年8月、価格は順調に増加し、80万円 × (1.2の4乗) ≒ 166万円になりました。

この時点で80万円分を売却してしまうのです。まだ5年以内なので非課税で売却できます。

原資を回収する恩株の考え方です。

あとは、残った86万円をひたすら「魔神ホールド」してリターンを期待します。

この方法のメリットは、元本の回収が済んだ後は絶対に元本割れしないという点です。万が一最後の年に大暴落が来ても安心です。

もちろん最終的なリターンが下がる可能性は高いです(大規模な経済危機が来た場合を除く)。

それでも「元本が保証されている」という事実は精神安定剤の役割を果たし、狼狽売りを防げるでしょう。不安なら18年目まで口座を一切見なければよいのです。

同様に、3年間で80万円ずつレバナスを投資したなら、途中で240万円分元本を回収してしまうのです。

ツミレバの記事で、後に行くほどレバレッジを下げるという方法を紹介しました。

ジュニアNISAでは追加入金ができないので、同じ方法は使えません。

よって一部を利確することでレバレッジを下げることにします。

なお元本きっかりではなく、多めまたは少なめに売却してもかまいません。

また購入して5年以上経ってから売却しても良いのですが、その場合先述した通り売却益に税金がかかることにご注意ください。



注意点

レバナスが値上がりしない可能性

以上、レバナスが上昇した時に一部利確するという方法を解説しました。

しかし、値上がりしなければこの方法は使えません。

確かに昨今のナスダック100指数は勢いがありますが、ジュニアNISAでレバナスを購入してから思ったほど上昇しない可能性、レンジ相場を推移する可能性がないとは言えません。

そうなると減価によりレバナスが値上がりせず、上記の方法が使えないまま18年経過してしまう可能性もあります。

インデックス投資でも100%値上がりするわけではありませんが、相場によってはレバナスの方が弱い可能性がある点は押さえておいてください。

投資に回していいお金か?

風丸さんの動画でも触れられていましたが、補足です。詳しく知りたい人は動画も合わせてご覧ください。

ジュニアNISAにお金を入れる場合、その目的をはっきりさせるべきです。

ここ10年株が好調なので忘れがちですが、株はリスク資産であり、元本割れする可能性があるのです。

無リスク資産である現金とは全く質が異なります。

確かに過去の米国株は、20-30年持ち続ければマイナスになりませんでした。18年持ち続ければ元本割れする可能性の方が低いと思います。

(詳しく知りたい人はシーゲル教授の本がお勧めなので読んでみてください。)

それでも、18年後に教育資金として使うことが明確に決まっているお金を株に投資してもよいのでしょうか。

親の収入など他の要因にもよりますが、極力元本割れを避ける「守りの運用」でもよいのではないでしょうか。

例えば定期預金なら元本割れはありません。同様に、元本保証型の学資保険は必ずしも悪くありません。

特に将来の用途が決まっているお金については、ジュニアNISAに入れてリスクに晒してもよいかは慎重に検討すべきです。


今回は、ジュニアNISAでレバナスを買う場合の戦略について解説しました。

やり方次第で子供に多額の資産を残すことができ、子供の可能性を広げてあげることができるでしょう。

ただしオーソドックスなインデックス投資に比べるとリスクが高くなるのは確かです。

ジュニアNISA口座に限った話ではありませんが、レバナスはしっかり勉強してよく理解した上で投資することをお勧めします。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 2019年生まれの息子の子育て中。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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