レバレッジETF

レバレッジETFのWEBLは、TQQQを超える!?

カガミルです。
ナスダック100にレバレッジ投資をしています。

私の投資戦略「レバレッジド・コア・サテライト」では、サテライト部分でレバレッジETFのTQQQに投資します。
詳しくはこちらをご覧ください。

しかしTQQQは国内証券会社では買えない点がネックです。

今回はWEBLというレバレッジETFを紹介します。

このWEBLは国内証券会社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)で購入可能です。
しかもTQQQを上回る可能性を秘めています。

最近購入できるようになったばかりで情報が少ないETFですので、ご存じない方はぜひご覧ください。

FDNとWEBL

FDN

概要

まずはWEBLに対応するレバレッジのないETFの、FDNについて解説します。正式名称は以下の通りです。

FDN(ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド)

連動する指数はこちらです。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数

アメリカのインターネット業界で最も規模が大きく活発に取引されている、40社から構成される指数。
インターネットからキャッシュフローの少なくとも50%を稼いでいることが組み入れ条件.

組み入れ条件からもわかるように、主にインターネットからの収益を上げている企業に特化しています。

構成銘柄

構成銘柄はこのサイトで全て紹介されています。今は41社から成るようです(アルファベット社のClass AとClass Cを合わせて1社と数えた場合)。

上位の組み入れ銘柄はこちらです。

1 Amazon 9,61%
2 Facebook 6.88%
3 Paypal 5.39%
4 Netflix 4.91%
5 Salesforce 4.51%
6 CSCO systems 4.31%
7 Alphabet(Class A) 4.14%
8 Alphabet(Class C) 4.01%
9 Zoom 3.18%
10 Twitter 2.63%

(2020年12月18日現在)

有名なインターネット企業が多数組み込まれています。

上位には入っていませんが、他にも馴染みの企業や話題の企業も組み込まれています。

FDNの他の有名企業

DocuSign, Okta, eBay, Pinterest, Dropboxなど

一方MicrosoftやAppleは含まれていません。おそらく「インターネットからのキャッシュフローが50%以上」という条件を満たさないからでしょう。同様の理由でしょうか、クレジットカードのVisaとMastercardも組み込まれていません。

設定時期

設定開始時期は2006年6月19日と、意外と古いことがわかります。

配当利回り

ここ数年、FDNは分配金を出していません。

Googleをはじめ、インターネット関連企業は無配が多いためでしょう。インカムではなくキャピタルゲイン目的のETFとなります。

経費率

経費率は0.52%と高めです。

WEBL

FDNに3倍のレバレッジをかけたのがWEBLで、正式名称は以下の通りです。

Direxion デイリー ダウ・ジョーンズ・インターネット ブル3倍 ETF
(Direxion Daily Dow Jones Internet Bull 3X Shares)

設定されたのは2019年11月7日と、まだ歴史の浅いETFです。

経費率は1.0%と、レバレッジETFとしては妥当なところです。

先述の通り、両方とも日本の大手証券会社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)で買えるのがありがたいです。



WEBLとTQQQの比較

パフォーマンス

WEBLはFDNに3倍のレバレッジをかけたETFですので、パフォーマンスはFDNの構成企業の株価で決まります。

WEBLのパフォーマンスを、他のレバレッジETFであるTQQQ, TECL, SPXLと比較してみましょう。Portfolio Visualizerを使います。

期間は、WEBLの設定後の2019年12月〜2020年11月です。

期間は短いですが、なんとWEBLのリターンはTQQQを上回っています。もちろんTECLとSPXLをもです。

それ以前についてはWEBLのデータがないため、対応する1倍ETF同士で比較します。すなわち以下の4つです。

WEBL→FDN
TQQQ→QQQ
TECL→XLK
SPXL→VOO

期間は2006年7月〜2020年11月です。

FDNのリターンはQQQを上回っています。
ただしドローダウンは他のETFよりも大きいです。

もしFDNが今後も同様のパフォーマンスを維持できるのなら、WEBLはTQQQをアウトパフォームし続ける可能性もあります。

流動性

パフォーマンスが期待できるとしても、流動性に注意する必要があります。
レバレッジETFのWEBLでは特にそうです。

総資産と出来高を比較してみましょう。

時価総額(10億ドル)平均出来高
FDN9.86413,209
QQQ144.5738,695,704
XLK36.818,837,825
SPY322.4973,346,031
時価総額(10億ドル)平均出来高
WEBL0.04272,815
TQQQ7.9230,049,890
TECL1.65401,570
SPXL1.337,506,068

(いずれも2020年12月18日時点)

WEBLは他のレバレッジETFに比べて、時価総額、平均出来高とも低すぎることがわかります。すなわち流動性は非常に低いです。

FDNは他と比べて出来高が低いですが、一般の投資家にとっては問題にならないと思います。



FDN、WEBLを買うべきか

FDN

FDNは0.52%という経費率の高さが気になるところです。例えば比較対象のQQQは0.20%です。

ただ、手数料の高さを理由に購入しないと決めるのは勿体無いかもしれません。

コロナショックでは企業の明暗が分かれました。リモートワークの一般化に伴い、インターネットが主要な収益源である企業の業績は安定している傾向でした。例えばZoomの株価が急騰したのは記憶に新しいところです。
さらに大企業から構成されているため経済危機でも株価は下落しにくいと想定されます。今後もインターネット関連企業はますます成長することが期待できます。

そう考えると、手数料の高さに目をつぶってでも買う意味があるかもしれません。

WEBL

TQQQを上回る可能性があるWEBLですが、流動性が低いのが問題です。

レバレッジETFは毎日先物を売買することで元指数の3倍の変動を実現しています。経済危機などで相場が急変した場合、レバレッジETFは原資産の枯渇により本来すべき変動から乖離する可能性があります。

特に初心者の方は、レバレッジETFで流動性が大事であることを押さえておいてください。
パフォーマンスだけに目を奪われると痛い目にあうかもしれません。

一方で日本の証券会社で買える、特に特定口座で買えるというのはTQQQにはない大きなメリットだと言えます。

私はTQQQを買っているため投資する予定はありませんし、流動性の低さを考えると巨額の資産を割り当てるのはお勧めしません。ただし数十万〜数百万円ならWEBLへの投資を検討してもよいかもしれません。

まとめ

・FDNは、インターネットからのキャッシュフローが50%以上の大企業約40社で構成されるETFである。

・FDNにはGoogle, Amazon, Facebookなどの巨大企業に加え、ZoomやDocuSignなどの成長企業も含まれる。

・FDNのレバレッジETFであるWEBLのパフォーマンスはTQQQを上回ることが期待できる。ただし流動性が低い点に注意が必要。

・FDNもWEBLも日本の大手証券会社の特定口座で購入できる。

今回は最近購入できるようになった、WEBLとFDNについて解説しました。

今後人気が出るのか注目していきたいと思います。

投資は自己責任でお願いします。


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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 2019年生まれの息子の子育て中。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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