投資

私の暗号通貨投資戦略 SARBIC

カガミルです。
投資戦略「レバレッジド・コア・サテライト」を運用しています。

「レバレッジド・コア・サテライト」についてはこちらをご覧ください。

私は資産のほとんどを株に、しかもその大半はレバレッジETFに投資しています。

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産とも)の動向は時々見ていましたが、これまで投資はしていませんでした。

この度、ついにビットコインに投資することを決めました。

ただし暗号通貨は他のアセットとは異なる点が多く、大損をしないためには慎重な投資が必要だと考えています。そこで暗号通貨に投資する戦略を考えました。

この記事では、私が実践している「SARBIC」という戦略を紹介します。

暗号通貨投資戦略 SARBIC

SARBICとは

SARBICは私の造語であり、以下の略語です。

A Strategy to Adjust the Ratio of Bitcoin and Cash according to a certain rule

読みは「サービック」です。

日本語でいうと、

「一定のルールに従ってビットコインと現金の割合を調節する一戦略」

となります。

私はビットコインで行っていますが、アルトコインでも同じ戦略が実践できると思います。

売買ルール

BICポートフォリオ

まず、以下のようなポートフォリオを考えます。
構成はビットコインと現金のみです。

これを便宜上「Bitcoin and Cash portfolio」、略して「BICポートフォリオ」と呼ぶことにします。

なお、ビットコインは現物のみの運用とします。

そして、含まれるビットコインの割合に応じ「防御型」「バランス型」「攻撃型」の3種類に分けます。

なお3つの型を分ける具体的なビットコインの割合は設定しておらず、おおまかな割合だと思ってください。

それぞれの型におけるルールについて解説します。

防御型でのルール

防御型は、ビットコイン価格が下落しても資産は減りにくいです。その代わり価格が上昇してもリターンはあまり得られません。

ビットコインの割合を増やす必要があるため、行うべきことはビットコインの買い増しです。

購入は裁量で行います。ただし逆張りでの買いは避けた方がいいと思います。下落中の暗号通貨はどこまで下落するかわからないためです(後述)。

短期的な値動きに惑わされずに長期的なトレンドを見て、できれば順張り、あるいは横ばいだが底堅さが感じられる時に購入するのが無難でしょう。

値動きを予想するのは難しいと感じる方が多いかもしれませんが、外れてもそれほど心配はいりません。

購入後にさらに下落したとしても現金が残っているので、あらためてタイミングを見てナンピンすることができます。ビットコインが再上昇した時にリターンが期待できます。

後述しますが、あくまでビットコインが長期的に上昇し続けると仮定した場合の話です。その前提が崩れれば戦略自体が見直しを迫られます。

バランス型でのルール

バランス型ではビットコインと現金の両方をほどほどに含みます。
ビットコイン価格が上昇すればそれなりのリターンを得られ、やがては攻撃型に移行します。下落すればそれなりの損失が生じ、やがては防御型に移行します。よく言えばバランスが良い、悪く言えば中途半端な型です。

リターンを狙うならできれば順張りで買い増しをしたいところです。ただ相場が読めない場合は様子見でもやむを得ません。

攻撃型でのルール

攻撃型では、ビットコイン価格が上昇すれば大きなリターンを得られます。しかし大幅に下落すれば資産の大半を失うリスクがあります。

ここでの目標はリターンを狙いつつも、資産の大幅な減少を避けることです。

そのため保有しているビットコインの一部にトレーリングストップ注文を入れます。
(トレーリングストップ注文についてはこちらのサイトをご覧ください)

逆指値売りでもよいかもしれません。

この型では残った現金余力が少ないです。上昇トレンドがはっきりしている時は買い増しすることもできますが、現金が少なくなる分リスクは高くなります。

ルールのまとめ

まとめると以下のようになります。

SARBICにおけるビットコインの売買

  • 防御型(割合小):裁量で買い増し(ただし逆張り以外)
  • バランス型(割合中):様子見または順張り買い
  • 攻撃型(割合大):保有分の一部にトレーリングストップ注文

ビットコイン価格が動いた際のシミュレーションは、後で実際の口座状況をふまえて説明します。



簡易SARBIC

以上SARBICについて解説しましたが、ビットコインの相場を読むことにハードルの高さを感じる方がいらっしゃるかもしれません。

そこでより扱いやすい「簡易SARBIC」という戦略を紹介します。同じくBICポートフォリオを使いますが、ルールはシンプルです。

簡易SARBICとは

  • まずビットコインと現金の割合を決める。
  • 3ヶ月に1度、その割合になるようにリバランスする。

例えばビットコイン 70%、現金 30%に決めたとします。

以下のようなBICポートフォリオを組みます。
口座内に100万円あるなら、70万円分のビットコインを購入して30万円は現金のまま残します。

このままだとビットコイン価格が変動して割合が変わってしまいます。

そこで3ヶ月ごとにリバランス、すなわち

ビットコインの割合が70%より高い→一部売却

ビットコインの割合が70%より低い→買い増し

とすることで割合を70%にします。

この方法なら常に口座内に現金があり、ビットコインが安い時に買い増しをして、高い時に売ることができます。ビットコインが短期的に変動しても、長期的に上昇するなら利益を得ることができます。

リバランスを3ヶ月に1回としたことに明確な根拠はありませんが、LECポートフォリオのリバランス戦略ではこの頻度が最もリターンが高いので選びました。
リバランスの回数が多すぎると手数料が増え、少なすぎるとビットコインの割合が大きくずれるというデメリットがありますので、頻度は各自ご判断ください。

また上記の例ではビットコインの割合を70%としましたが、リスク許容度に応じて調節していただいて構いません。



使っている取引所

私はbitFlyerの取引所を使っています。

その理由は

大手でトレーリングストップ注文ができるから

です。

人気のあるコインチェックや、私がすでに開設済みのGMOコインは残念ながらこの注文には対応していませんでした。

トレーリングストップ注文ができる取引所は他に、コインエクスチェンジとみんなのビットコインがあるようです。
ただbitFlyerはビットコインの取引量が日本で最多です。下落時に注文が成立しやすくするには当然取引量が多いところが望ましいでしょう。

ビットコインだけに投資する私にとってはうってつけの取引所だと感じました。
もし私と似た取引やトレーリングストップ注文をやりたい方は、bitFlyerの口座も候補として考えてみてください。



現在の口座状況

2021年2月25日にビットコインを購入した直後の口座状況です。

100万円を入金して1円残さず購入に使ったため、ビットコインが100%です。平均取得価格は約527万円で、約0.189BTCを手に入れました。

そして、以下のようにトレーリングストップ注文を入れています。

トレーリングストップ注文

0.0378BTC (手持ちの20%):トレール幅 105万円 (買値の約20%)

0.0378BTC (手持ちの20%):トレール幅 210万円 (買値の約40%)

(注:ビットコイン価格が大きく上昇した場合はトレール幅を調節する)

購入は通常の取引所+販売所、トレーリングストップ注文はbitFlyer Lightningで行うのですが、やり方はあらためて解説する予定です。

ここからビットコイン価格が10分の1に下落した場合に、BICポートフォリオと資産評価額がどうなるかを表したのが下の図です(トレーリングストップ注文がすぐに約定したと確定します)。

20%と40%下落したところでビットコインの割合が減り、攻撃型→バランス型→防御型と変化していくのがわかります。ビットコイン価格がどれだけ下がっても評価額は0にはなりません。

下落が落ち着いたところで先述のルールに従い取引を再開します。

なお、売却するビットコインの割合や設定したトレール幅に明確な根拠はありません。
もっとよい設定もあると思いますが、そこは運用しながら調整します。



背景となる考え方

SARBICを考案するに至った私の考えを書きます。

2018年初めにビットコインが暴落した時、私は仮想通貨は投機の対象に過ぎず、投資する価値はないと考えていました。

しかしその後暗号通貨やブロックチェーンについて多少の知識を持つようになり、投資対象になりうると思うようになりました。暗号通貨に資産の一部を振り分けるなら最も時価総額が大きく歴史の長いビットコインだろうとも考えていました。

私はビットコインを以下のように捉えています。

  • ビットコインには価値の裏付けとなるものがない。
  • そのためある時大暴落が起きる可能性がある。
  • ただし長期的には上昇し続ける。

ここで他の資産クラスと比較しながら、価格とはどのように決まるのか考えます。

シンプルに考えると、価格は以下のように決まると思います。

価格の決まり方

買いたい人が多い、または売りたい人が少ない(または両方)
→値段は上がる

買いたい人が少ない、または売りたい人が多い(または両方)
→価格は下がる

これは資産に限らず、りんごであろうと有名人のサインであろうと同じです。

ただし多くの資産は価格の裏付けとなる「価値」を持っています。

まずは株です。株価は以下のように決まります。

株価=EPS × PER 

EPS:1株当たり純利益
PER:株価収益率

この式の通り、企業は利益を上げている限り「価値」を有し、株価は0にはなりません。
株価は短期的には買いたい人と売りたい人のシーソーゲームで変動しますが、長期的には本来の企業価値に収束していくと考えられます。これが株価の適正価格と言えるでしょう。

次に金(ゴールド)です。ゴールドそのものは利益を生み出しませんが、ゴールドには値段がつきます。これは普遍的な「価値」を持つゴールドの現物の裏付けがあるからです。

しかし、暗号通貨はどうでしょうか。

インターネットで検索すると色々な意見が出てきます。例えば、暗号通貨はブロックチェーンでデータの書き換えができないことにより価値が担保されるというものです。しかしブロックチェーン自体は2進法のデータの塊に過ぎないのではという疑念がぬぐえません。

私は、暗号通貨そのものは単独では利益を生み出さず、裏付けとなる資産もないと思います。したがって、暗号通貨には適正価格が存在しないと考えています。

それにこれほどの値段がつくのは、買いたい人が圧倒的に多いからです。

例えば2021年の2月にテスラが多量のビットコインを購入した時、価格が高騰しました。

ビットコインが価格を維持しているのは、保有者全員がそれに「価値」があると思い込んでいる、いわば魔法にかかった状態だからと思います。
魔法が解けた時、ビットコインの投げ売りが始まり、価値のほとんどを失う可能性は十分にあると思います。

実際2月22-23日ごろ、600万円台だったビットコインは一時400万円台にまで急落しました。その後持ち直しましたが、同じような下落が今後再び起きても不思議ではありません。

ただ暴落したとしても、ビットコインの希少性ゆえどこかで下落は止まりふたたび上昇に向かう気がします。

ビットコインの上限枚数が2100万枚というルールが守られる場合です。
もし追加発行されるとなれば前提条件が崩れるので、投資法の見直しが必要です。

それならば、底で買い増しをできるよう現金を準備しておけばよい。

トレーリングストップ注文で現金を得て、それを買い増しに当てればよいのではないか。

このような思考によりSARBICは誕生しました。


今回は、私が実践している暗号通貨への投資戦略SARRBICについて解説しました。

正直SARBICが有用なのかどうかはわかりません。ビットコインがどのような動きをしてもガチホする方が、結果的に大きなリターンを得られる可能性は十分にあります。

ただしばらくはこの戦略を実践し、ビットコインを含めた資産状況について毎月公開していきたいと思いますので、よかったらご覧ください。

投資はくれぐれも自己責任で。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 2019年生まれの息子の子育て中。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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