株式投資

2021年前半のレバレッジETFを振り返る

カガミルです。
レバレッジETFとビットコインに投資しています。

早いもので、2021年も前半が終わってしまいました。

そこで今回は、2021年前半のレバレッジETFのパフォーマンスを振り返ってみたいと思います。

最もリターンが高かったのは、どのETFだったのでしょうか。

レバレッジ有無によるリターンの差

まずは、指数にレバレッジをかけたことでどのくらいリターンが増加したかをみてみましょう。

Yahoo Financeで、2021年7月1日(日本時間)時点でのYTD(year-to-date)チャートを見てみます。

主なレバレッジETFについて、非レバレッジETF(または元となる指数)のチャートと同時に表示します。

分配金を無視している点はご理解ください。

TQQQ, QLD, QQQ

私が主力戦略レバレッジド・コア・サテライトで用いているナスダック100指数のレバレッジETFが、TQQQ(3倍)とQLD(2倍)です。

為替ヘッジの有無という違いはありますが、人気のレバナス(iFreeレバレッジNASDAQ100)のリターンはQLDと同等ですので、参考にしてみてください。

TQQQ +34.76%

QLD +24.77%

QQQ +12.97%

SPXL, S&P 500

SPXLはS&P 500のレバレッジETFです。

ETF同士で比較するならVOO, IVV, SPYですが、こちらを選んでもS&P 500とほぼ同じです。

SPXL +47.52%

S&P 500 +14.41%

TECL, XLK

テクノロジー系のレバレッジETFであるTECLと、非レバレッジETFのXLKです。

TECL +36.82%

XLK +13.57%

WEBL, FDN

WEBLはこちらの記事で解説したように、インターネット事業から収益を上げている企業のレバレッジETFです。対応する非レバレッジETFはFDNです。

WEBL +39.41%

FDN +15.37%

SOXL, SOX指数

半導体のレバレッジETFであるSOXLの場合、元となるSOX指数と比較します。

SOXL +43.22%

SOX指数 +19.67%

FNGU, FNGS

FANG+指数は10銘柄の均等平均で、FNGUがレバレッジ3倍ETN、FNGSが非レバレッジETNです。

FNGU +33.31%

FNGS +15.12%

CURE, XLV

ヘルスケアに投資するレバレッジETFのCUREと、非レバレッジETFのXLVです。

CURE +35.80%

XLV +11.03%

CWEB, KWEB

中国のインターネット企業に投資するETFです。CWEBのレバレッジは2倍で、KWEBが非レバレッジETFです。

CWEB -24.30%

KWEB -9.13%

…。
長い目で見ましょう(震え)


レバレッジETFのリターンランキング

以上より、2021年前半のレバレッジETFのリターンランキングは以下の通りです(CWEBを除く)。

レバレッジETFのリターンランキング
  1. SPXL
  2. SOXL
  3. WEBL
  4. TECL
  5. CURE
  6. TQQQ
  7. FNGU

SPXLが堂々の一位でした。

とはいえ相場が好調だったので、どのレバレッジETFも半年で30%以上のリターンを出しました。

次に、非レバレッジETF(または指数)のリターンのランキングを見てみましょう。

非レバレッジETFのリターンランキング
  1. SOX指数
  2. FDN
  3. FNGS
  4. S&P 500
  5. XLK
  6. QQQ
  7. XLV

このように、両者は一致していません。

それは、上下変動が大きいほど逓減(減価)の影響を受けたからです。

たとえばSOX指数のリターンは2位のFDNに4ポイント以上の差をつける圧倒的1位でしたが、振れ幅が大きかったため、SOXLのリターンは2位になりました。

一方S&P 500のリターンは4位でしたが、変動が少なかったためSPXLのリターンは1位となりました。

逓減があるので、レバレッジ3倍ETFのリターンは、非レバレッジETFの3倍未満になることが多いです。

しかしSPXLとCUREは、非レバレッジの3倍を超えるリターンを叩き出しました。チャートを見ても、振れ幅が小さくきれいな上昇を示していることがおわかりいただけるでしょう。こういう相場ではレバレッジETFに増価が働くので有利です。



雑感

ナスダック100指数に多くの資金を投じている私にとっては残念なことに、TQQQのリターンは代表的なレバレッジETFの中で下位に沈みました。

今年の3月頃に長期金利が上昇し、S&P 500のパフォーマンスがナスダック100指数を上回りました。だからS&P 500に劣るのはやむを得ません。しかし同じテクノロジー系のTECLにもわずかとはいえ劣ったのは予想外でした。

ただ、半年という期間を切り取ればナスダック100指数が冴えないこともあります。

今の時期は仕方ありません。

(どこかで聞いたセリフ…?)

私は長期的なナスダック100指数の上昇を信じています。

さらに、TQQQが総合力で最も優れたレバレッジETFであるという考えも変わっていません。

これからもQLDとTQQQへの投資を続けたいと思います。

さて、レバレッジ投資をしたことがない人がこの記事を読む可能性もあります。

紹介されている2021年前半の圧倒的なリターンを見て、レバレッジ投資をやってみたくなるかもしれません。

しかし、このような相場がいつまでも続くわけではありません。

リーマンショックの時のように弱い相場が1年以上続いた場合、レバレッジETFには非常に不利です。

また好況の時こそリスク許容度を見直し、過剰なリスクを取らないよう気を引き締めるべきだと思います。

レバレッジETFは投資の中級者以上向きの商品です。その点はご理解ください。

投資はくれぐれも自己責任で。

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ABOUT ME
カガミル
理三→東大医学部卒の医師です。 息子が二人います。 子育て、教育、東大医学部/医療、投資について発信します。

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